うつ病になってもお金に困らない6つの方法

お金うつ病

うつ病になってもお金に困らない方法として、現代の日本ではセーフティネットがあるため、利用をすることができます。

うつ病になるとお金が無くなる

まず現実的なことから向きあうことになりますが、うつ病になることでお金は減ります。
外傷を負うわけではないですが、脳に病を抱えるのがうつ病ですから、仕事が今までみたいに手につかなくなります。
働くこともままならない状態だと、収入は減っていく事になりますが、支出だけは変わりません。
むしろ医療費などの負担は増えるので、長期化すればするほどお金に困窮します。

計画的に貯蓄をしてきた人や、副業などでメインの勤務している会社以外から、いくらかの収入があるのであれば、うつ病になってもお金で困ることはないです。
しかし毎月の会社からの収入だけでやりくりをしてきて、貯金も無い状態だと、うつ病を発症してからの生活はお金のことで悩みを抱えてしまいます。
うつ病になっても、お金には困らない方法はありますので、まずは知識をつけることです。

有給休暇の取得

うつ病であっても有効活用ができるのは、労働者に認められている権利でもある、有給休暇を消化することです。
日本では正社員として勤務をすると、年間での有給休暇を会社としては用意をしていますが、多くの会社ではすべてを消化できる雰囲気ではありません。
海外では有給休暇は毎年完全に消化して、バカンスに出かけるのがスタンダードですが、日本人はとても真面目であるため、ほとんどの人が有給休暇は使わないままです。

まずは会社で残っている有給休暇を使い、しっかりとお休みをして、収入にも困らない生活をしばらくは送ることができます。
有給休暇を消耗したあと、今度は傷病手当を申請して、毎月一定額を受け取る方法にシフトチェンジです。
被保険者の生活を守るために、病気で休業をする時に、安心して治療に専念できるように設けられているのが、傷病手当金です。

傷病手当金の申請

うつ病はいつよくなるのか、自分でも見通しがつかなくて、余計に不安になりやすいですが、長期間収入がなくなる時でも、傷病手当を利用することができます。
生活を守るシステムとして、これまでもらってきた給料の、およそ三分の二の金額を支給される手厚い制度です。
期間としては最長の支給で、1年半の期間になります。

支給先は共済組合や共済組合などの健康保険からになるので、加入が国民健康保険の場合だと対象外です。
しかし公務員や、一般企業の会社員は適用されるので、正社員で働く人にはこころ強い制度になります。
通勤の途中や業務などで怪我をした場合や、仕事が関連して病を発症したら、これは労災であり、傷病手当の支給とは異なります。

うつの症状が発覚をしたら、病院で診断書を書いてもらい会社へ報告をして、傷病手当の申請書等用意をしてもらいます。
申請書には事業主の記入と、お医者さんの記入が必要です。手続きとしては、必要書類を会社に提出すれば、会社の事務担当が休職中は処理をしてくれます。
病気を発症したらすぐに退職を考える人は少なくはないですが、再就職も簡単ではない時代なので、有給休暇を使いそのあとで休職をして、傷病手当をもらいながら病気を治す方が建設的です。

労災認定

会社側にうつ病発症の原因があった場合は、勇気を持って労災認定を受けるという方法もあります。
治療のために仕事が出来ずに休業をして、休業中に賃金を受けられない場合は、労災保険から休業補償給付が生活保障として支給されます。
ただ労災認定までには時間がかかるので、まずは傷病手当の申請です。
6ヶ月から1年程の時間がかるのが労災認定であり、労災が正式に認定されたら、受け取った傷病手当金は返済します。
この返済する傷病手当金を心配するでしょうが、認定された労災のお金があるので、これで返済ができるので不安はないです。
また、労災認定されれば、

自立支援医療

通常3割の医療負担が、自立支援医療を申請する事で1割になります。
役所で用紙をもらい、主治医に診断書を書いてもらい、役所に申請を出します。
ただ、うつ病になりたての時には申請が通らないケースもあります。
目安としては1年以上治療をしていると診断書も書いてもらえて、申請も通りやすいようです。

精神障害者保健福祉手帳

一般的には「障害者手帳」と呼ばれています。
主治医に相談して、診断書を書いてもらい役所に申請を出す事で取得出来ます。
公共機関の乗り物や、水族館・遊園地など手帳を持っている事で無料や割引になる施設は意外に多いので、節約する事が出来ます。
また、障碍者雇用で働くことも出来るので、うつ病を悪化させずに無理なく働きたく事を希望する人は取得しておいた方が良いでしょう。

障害年金

うつ病で初めて診察を受けて1年半経過してから申請が出来ます。
医師に診断書を書いてもらい、受診状況等証明書、病歴・就労状況等申立書、戸籍抄本などと一緒に年金事務所に提出して申請を行います。
初診日に厚生年金に加入していれば、障害厚生年金になりますが、そうでなければ障害基礎年金になります。
一般的にうつ病では障害年金1級はほとんどなく、2級も難しいとされています。
うつ病の症状に苦しんでいる中で書類を集めて申請をしなければいけないので、等級を左右する診断書を確認せずに申請をすると否認や3級どまりになる事がほとんどです。
うつ病克服コミュニティ【Serapis】では、障害年金2級の受給ポイントもしっかりお伝えしているので、お金に困っている人はまずはご連絡下さい。

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