「うつヌケ」が流行語大賞にノミネート 「けものフレンズ」「刀剣乱舞」など30語

うつヌケうつ病

 9日、「ユーキャン新語・流行語大賞2017」が発表され、33万部のベストセラー『うつヌケ〜うつトンネルを抜けた人たち〜』(KADOKAWA)から「うつヌケ」がノミネートされた。

 『うつヌケ〜うつトンネルを抜けた人たち〜』は、作者である田中圭一氏のうつ病脱出体験をベースに、同様にうつ病からの脱出に成功した人たちをレポートするドキュメンタリーコミックだ。

 田中氏の作品では『うつヌケ〜うつトンネルを抜けた人たち〜』の他にも、『サラリーマン田中K一がゆく!』(2008年7月刊)、『マンガ家田中K一がゆく!』(2009年7月刊)も新装版コミックとして発売されている。カバーイラストだけでなく、カバーをめくった表紙のイラストも描き下ろしだ。

 この2作品は、現在も二足のわらじで活動を続ける漫画家・田中圭一氏の半自伝的コミックだ。『新装版 サラリーマン田中K一がゆく!』は、バブル黎明期、玩具会社「ヨイコトーイ」で会社員として働く田中K一が、漫画家との兼業生活を続けながら勤務する会社は猛獣のような社員が集まった、まさに動物園の様相を呈していた、という実録サラリーマンコメディ。『新装版 マンガ家田中K一がゆく!』は、玩具会社「ヨイコトーイ」で会社員として働く田中K一が、突然マンガ家としてデビュー。漫画家とサラリーマンという二足のわらじを描いた「副業コメディ」で、マンガ家の視点から多忙で破天荒な兼業生活を描いている。

 9日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞2017」には「うつヌケ」の他にも「けものフレンズ」「刀剣乱舞」など、30語が選出。「けものフレンズ」は吉崎観音がキャラクターコンセプトデザインを手がけているプロジェクト。“けもフレ”という愛称でマンガ、アニメ、舞台とさまざまなメディアで展開されている。「刀剣乱舞」は、PCブラウザ・スマホ向けゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」をはじめ、同作を原作としたアニメや舞台、コミカライズなどが人気となっている。

 なお「ユーキャン新語・流行語大賞2017」のトップ10と年間大賞は、12月1日17時に発表される。

「現代用語の基礎知識」選 2017ユーキャン新語・流行語大賞 ノミネート語

アウフヘーベン

インスタ映え

うつヌケ

うんこ漢字ドリル

炎上○○

AIスピーカー

9.98(10秒の壁)

共謀罪

GINZA SIX

空前絶後の

けものフレンズ

35億

Jアラート

人生100年時代

睡眠負債

線状降水帯

忖度(そんたく)

ちーがーうーだーろー!

刀剣乱舞

働き方改革

ハンドスピナー

ひふみん

フェイクニュース

藤井フィーバー

プレミアムフライデー

ポスト真実

○○ファースト

魔の2回生

ユーチューバー

ワンオペ育児

今年も残すところ僅かになってきて、恒例の流行語大賞の候補が出そろいました。

うつヌケと言う言葉がノミネートされたのは、正直意外でしたが、うつ病についてしっかりと考える機会をくれたと思えば良いですよね。

うつヌケは私も読みましたが、大槻ケンジさんを始めとして著名人から一般の人まで幅広く紹介されています。

読んだ感想としては、「私よりもみなさん症状が軽いな~。これくらいだったら良いのだけれど・・・」でしたが、それでもうつ病から抜け出せるきっかけに出来た人も多かったのではないでしょうか。

うつ病は個人差が大きいので、自分と似たような症状の人を探すのが難しい人もいると思います。

そんな時にうつヌケを読むことで、自分と似たような症状に苦しんで、そこから抜け出した人を見つけられると、勇気づけられますよね。

うつ病で苦しんでいる人は日本全国に100万人以上いると言われていますが、一人ひとりが少しでも前向きに生きられるような本が今後も出て欲しいものです。

 


うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】 (角川書店単行本)

コメント