「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)の社員で、広島県廿日市市の店舗で勤務していた男性(55)が、周囲からのパワハラなどで鬱(うつ)病を発症したとして、9月に廿日市労働基準監督署へ労災申請していたことが13日、男性への取材で分かった。
■「油を交換するな! 頭おかしい、と暴言を吐かれ…鬱病に」
申立書などによると、男性は平成26年秋から29年2月まで、廿日市市の同店舗で勤務。27年ごろから、数日間使い続け酸化した調理用サラダ油により、吐き気や頭痛などの健康被害を受けたと主張。上司らに改善を求めると「頻繁に交換していたのでは利益が出ない」と拒否されたという。
また同時期、上司や同僚から「頭がおかしい」「体調が悪くなるのはあなただけ」などと暴言を吐かれたり、無料通信アプリLINE(ライン)上で中傷されたりするなど、日常的にいじめや嫌がらせがあり、精神的苦痛を受けたとしている。
男性は今年3月に「鬱状態」、4月に「鬱病」と診断された。3月に本社へ異動したが、その後体調悪化のため休職。「精神疾患はいつ治るか分からない。健康な心と体を返してほしい」と訴えている。
王将フードサービスの担当者は「申請を真摯に受け止め労基署の調査に協力したい」と話した。
王将と言えば、西日本ではなじみの深い中華料理屋ですよね。
特に、関西地方の人間にとっては、昔から家族で食べに行ける安くておいしい店の代名詞みたいなものです。
その餃子の王将で起こった今回のパワハラ騒動。
LINEなどによるイジメだけでなく、「油を交換するな」と言った言葉は、広島県廿日市市の店舗だけではないのではないでしょうか?
他の店舗でも同様の指導がされているような気がします。
個人的には、脂ぎった王将の店内は嫌いではなかったですが、安物の油を何度も使用して、酸化しまくっているのかと思うと、吐き気がしてきます。
さて、パワハラの内容ですが、これに関しては一般の企業にも共通する部分が多いのではないでしょうか?
一人の人間を「頭がおかしい」と言ったり、人間性を否定する、集団でイジメるといった風習は、ブラック企業ならずとも多くの会社で起こっている事です。
私自身、うつ病を発症してからというもの、仕事に集中できなくなり、ミスが目立ってくると、パワハラの対象とされました。
その当時は、「ミスをした自分が悪い」「何とか周りの人間に信頼してもらわなければ」と自分を責めていましたが、今にして思えばバカげたことです。
病気でミスをするのは、自分の責任ではないですし、ゆっくり休養を取るべきだったのです。
結果として、うつ病を極限まで悪化させてしまい、取り返しのつかない状態になってしまいました。
今現在、パワハラで悩んでいる人がいるのであれば、すぐに病院に行って、診断書を作成してもらい、休養を取って下さいね!
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