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うつ病と統合失調症の違いと見わけ方のポイント

 2017/05/16 うつ病 統合失調症 障害年金
この記事は約 5 分で読めます。 625 Views

うつ病と統合失調症はどう違うのかということがよくわからないという方は少なくありません。
どちらも脳の病気なのですが、一般的には心の病と言うカテゴリーに分類されます。

うつ病とは

ストレスなどが起因して脳の機能が低下している状態です。
医学的に完全に解明されていはいませんが、有力な説としては「モノアミン仮説」があります。
セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンと言った脳内神経伝達物質であるモノアミンが減少していると言うものです。
症状としては精神的なものから身体的な症状まで幅広くあります。
治療にはセロトニンやノルアドレナリンを調整する抗うつ剤が主に使用されます。

うつ病の主な精神的症状

  • 落ち込み
  • 意欲低下
  • イライラ
  • 集中力低下
  • 自責感

うつ病の主な身体的症状

  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 倦怠感

統合失調症とは

一方、統合失調症では、「ドーパミン仮説」と言うものが主流な考えになっています。
統合失調症には大きく分けて幻覚・妄想などの陽性症状と、感情の平板化・社会的引きこもりなどの陰性症状があります。
ドーパミンの機能が亢進すると「陽性症状」になり、ドーパミンの機能が減退すると「陰性症状」になると言うものです。
治療にはドーパミンの量を調整する抗精神病薬を使用します。

統合失調症の陽性症状

  • 妄想:明らかに間違っている事を信じ込むようになります。
  • 幻覚:実際には起きていない事を知覚的に認識してしまいます。
  • 思考障害:会話に一貫性がなくなり、何を言っているのか分からなくなります。

統合失調症の陰性症状

  • 感情の平板化:喜怒哀楽がなくなり、自分自身の感情だけでなく他人にも興味を示さなくなります。
  • 思考の貧困:本来持っている思考力が低下して、難しい表現などが出来なくなります。
  • 意欲の欠如:自分から何かを行う事に対して意欲がなくなってきます。
  • 社会的引きこもり:外界とのコミュニケーションを一切取らないようになります。

簡単に違いを言うのであれば、うつ病は「感情」、統合失調症は「思考」に関して障害がある状態のことです。

統合失調症では初期はうつ病の症状が出る事も

統合失調症の場合、初期症状としてうつの症状が見られることがしばしばあります。
しかし、うつと違うのは他にも感情の乏しさや過度な緊張、思考のまとまりがないなどの症状が伴うという点です。
さらにブツブツと独り言を言ったり、異常な行動をするようになる、反応が鈍いといった症状もあります。

最もわかりやすいこととして統合失調症の場合は被害妄想や関係妄想があります。

統合失調症の被害妄想とは

統合失調症における被害妄想とは、実際にはありえない事を真実として思い込むと言うものです。
一般的に常識では考えられない事を確信している状態なので、周りからしても理解しにくい症状になります。

統合失調症の関係妄想とは

関係妄想というのは周囲であった出来事が実際には自分には関係していなくても、関係しているのではと思い込んでしまうことをいいます。
悪化すると世の中の全ての出来事は自分と関わっているのでは?と考えてしまうこともあります。

被害妄想や関係妄想を抱いている時は何を言っても効果はほとんどありません。なぜなら本人はそれが事実だと思いこんでしまっているからです。
こちらが否定してもそれを信じようとはしません。あまりに否定し続けると逆効果で、やっぱりそうなんじゃないかと思ってしまうことがあるため、注意が必要です。

うつ病と統合失調症の違いが分かりにくい理由

うつ病でも統合失調症でも周りから見ていると、違いがはっきりせずに同じように見える事があります。

  • コミュニケーションが困難になる
  • 入浴など日常的な事が出来なくなる
  • 心配性になるなど精神的に余裕がなくなる
  • 意欲の低下

などはどちらにも共通して起こり得る症状です。

うつの場合も幻覚などを見ることが稀にありますが、この幻覚はまた別のものなので、専門家が見ればすぐにわかります。

早い段階での治療が効果的

うつ病と統合失調症の違いは診察を何度も繰り返すことによってわかってくることなので、早めの段階で受診してもらうことが必要です。
回復するまでには個人差があり、いつまで治療すれば治るのかといったことは言えないのがこれらの症状なので、少しずつ改善していくことを目標にすることになります。
自分で自己判断してしまうことは非常に危険なことなので、必ず医師に相談しましょう。

うつ病も統合失調症も障害年金の対象

うつ病も統合失調症も、どちらも日常生活や就労が困難になります。
そのため、ある一定以上の症状が出ている場合、障害年金の対象になります。
どちらも同じ精神障害に分類されていて、初診日に加入していた保険により「障害基礎年金」と「障害厚生年金」に分けられます。
障害基礎年金の場合は1級と2級しかありませんが、障害厚生年金は1級、2級、3級があります。
うつ病にしても統合失調症にしても、レントゲンや数値で判断出来るものではないため、一般的には受給するのは難しいと言われています。
ただし、しっかりとしたステップを踏めば、決して受給出来ないものではありません。
障害年金は、生活が困窮するのを防げる数少ないライフガードなので、是非活用しましょう。

>>うつ病・統合失調症の障害年金に関する質問はこちら!

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ライター紹介 ライター一覧

辻田 哲

電気けいれん療法コミュニティ【Serapis】会長。自身もうつ病と6年間戦い、最終的に電気けいれん療法で人生を取り戻した。
Serapisでは副作用のリスクの少ない電気けいれん療法を実施している病院選びのポイント、障害年金2級の受給ポイント、再発をさせない働き方、あなたにも出来るアフィリエイトを紹介している。
現在は精神障害者として人事を担当する傍ら、副業のアフィリエイトで月に約50万円の収入を得ている。
コミュニティで紹介している【ゴール逆算型障害年金2級ポイント】は特に参加者からの人気が高い。