現代ではうつ病になる人が増えていますが、主な原因はストレスだといわれています。
ストレスというと周囲の人たちとの関係などに悩まされる精神的な要因だと捉えがちですが、実はそれだけが要因ではありません。
確かに精神的な面は心身に大きな影響を与え、うつ病だけでなく自律神経失調症のような厄介な病気を引き起こすこともありますので注意しなければなりません。
しかし、それ以外にも主な原因となるストレスは3つあります。
精神的ストレス
前述の通り、やはり精神的なストレスはうつ病の主な原因になりますし、多くの人が実感しているのもこのタイプです。
仕事や人間関係などで不安なことや嫌なことがあった時、精神的に追い詰められてしまいます。
これは多かれ少なかれ誰にでも起こり得るものであり、特に社会に出て仕事をしている人は頻繁に感じる機会がありますが、同じ負担がかかってもうつ病を発症する人としない人がいます。
この精神的な面だけが原因だと考えると他の要因を見落としてしまい、うつ病や自律神経失調症を悪化させてしまうことがありますので、他の要因もしっかりと覚えておかなければなりません。
体の構造的ストレス
2つ目に、実は体の構造的な面によるストレスもあります。
主に体の歪みなのですが、体が歪んでしまうとその歪みの情報が脳へと伝わって脳にストレスを与えます。
体の歪みは広範囲にわたり、頭蓋骨から始まってあごや背骨、骨盤に現れることがあります。骨以外にも全身の筋肉が歪むことがあるのですが、これは骨格のバランスが悪くなることで引き起こされます。
骨格が正常に戻れば筋肉のつき方に出てしまったアンバランスは解消されて徐々に良い状態へと落ち着いていきますので、まずは骨格の歪みを改善しなければなりません。
これらの骨格のうち、あごや背骨、骨盤などはよく言われることですので理解できますが、頭蓋骨が歪むというのはピンとこない人も多いようです。
実は頭蓋骨の歪みはうつ病や自律神経失調症の大きな引き金となる可能性があり、物を食べる時に片方だけで租借している人も多いようです。
他にも全身の内臓や脳などを支えている膜組織というものがあるのですが、これもやはり歪んでその情報が脳へと伝わってしまいます。
化学的ストレス
3つ目に、摂取する栄養による化学的ストレスもうつ病の原因になります。
大まかにいうと栄養のバランスが悪い状態を指すのですが、特定の栄養素が過剰であったり、逆に不足したりするとその情報が脳に伝わってストレスを感じるようになります。
食事面では特定のものだけを摂取し過ぎないように気をつけながらバランスを考えることが大切です。
うつ病や自律神経失調症の原因になりやすい栄養素というのも存在しますので、日々の食事ではそのような栄養素を摂り過ぎないように注意する必要があります。
温度と湿度によるストレス
4つ目は温度と湿度によるストレスです。暑過ぎたり寒過ぎたりすると不快に感じる人が多いかと思いますが、人は適温でないとストレスを感じてしまいます。
気圧の変化も体調面に影響を与えるものであり、天気が悪いと調子が悪くなる人がいるのはそのためです。
また、その人自信の体温も同じようにうつ病や自律神経失調症の原因になりますので、気をつけるに越したことはありません。
もちろん温度や湿度の問題だけでうつ病などになるようなことはありませんが、既に症状を患っている場合には悪化させてしまう恐れがありますので十分な注意が必要です。
うつ病は原因となるストレスを見極めて
これらの4つの要因に思い当たるものがあれば、適切な対処が必要です。
原因をきちんと把握していないと、せっかく治っても再発してしまうことがあります。
精神的ストレスであれば、認知行動療法をするのが良いですし、体の構造的ストレスがあれば整骨院や整形外科で治療しないといけません。
化学的ストレスは食生活の見直しが必須です。
温度と湿度によるストレスは対応が難しいと思うかもしれませんが、スカーフや上着を持っているだけで体の冷えはかなり違ってきます。
また、天気予報を確認する癖を付けておき、体調が悪化しそうなときは安定剤など頓服を余分に持って出かける事で対処出来ます。
再発しやすい人は複数の要因を抱えていることもありますので、一つ一つに上手く対処していくことが大切ですよ。
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