7月、権威ある専門誌『THE LANCET』に「認知症の3分の1は、予防しうる」とする論文が掲載されました。
認知症は、記憶をはじめとした認知能力が衰え、自力で日常生活を送ることが難しくなる状態です。その原因となるアルツハイマー病など脳の病気を治す方法は、残念ながら見つかっていません。
だとすると、予防するなんてできっこないのでは?とも思ってしまいますが、実はすでに有望な方法がいくつも見つかっています。
冒頭でご紹介した論文では、仮に以下の9つの要因を完璧に無くせたとしたら、認知症の3分の1は予防できるとしています。
- 高血圧
- 糖尿病
- 肥満
- 運動習慣のなさ
- 喫煙
- (幼少期の)質の低い教育
- 社会的な孤立
- 難聴
- うつ
高血圧、糖尿病、肥満・・・。まるで「生活習慣病」の予防対策のようですね。
その一方で、幼少期の教育や難聴など、あまり認知症とは関係がなさそうなものも含まれています。
認知症は「脳のダメージの蓄積」が引き起こす
うつ病は脳にダメージを受けている状態が慢性的に続いています。
最近の研究では、脳に炎症が起きていると言われているのですが、肥満や喫煙をする事でも、体内の炎症を起こす事が指摘されています。
つまり、脳に炎症などによるダメージを蓄積する事で、認知症に繋がると言うものです。
私はうつ病になって9年が経過しています。
また、身体を起こす事すらしんどい日々が続いているので、慢性的な運動不足ですし、肥満にもなりました。
更に、うつ病でぼやけてしまった脳を覚醒させたいがために、10年間禁煙していたのをやめて、今は完全にヘビースモーカーです。
まさに、将来は認知症確実と言ったところでしょうか。
しかし、そんな私でも対策を取る事も出来ます。
その一つが、今週末から受ける電気けいれん療法です。
電気けいれん療法を受けると、半年から1年間は効果が持続するので、その間に運動不足で肥満体になった体を一掃しようと考えています。
肥満がなくなり、運動が出来る体になれば、今よりも脳の炎症を抑える事が出来るので、うつ病の根本的な改善にもつながるのではないかと考えています。
そんなに簡単に上手くいくかは分かりませんが、とにかくやってみようと思っています。
毎日体を動かして、健康的な生活をするのは、それだけで幸せですよね。
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