精神疾患は身体の健康や病気と関係がある?うつ病では自殺率が多くなる

自殺うつ病

重症の精神疾患であった患者さんの死亡年齢と死因についての報告

東大病院精神神経科で、重症の精神疾患で長期入院の経験がある患者さんの平均余命が、一般人口に比べ22.2年以上短いとのいう報告がなされました。東京都内で病院から地域生活への移行を支援するある社会福祉法人における最近24年間の利用者のうち、亡くなった45人について分析したものです。死亡時の平均年齢は63歳、入院期間は平均15.6年、そのうちの39人が統合失調症でした。

死因別に見ると、自殺が一般人口の7.4倍で、心筋梗塞や心不全などの心血管疾患が5.1倍でした。60%の人は、精神科以外に、糖尿病や高血圧といった心血管疾患に関連する慢性疾患で通院していました。

この研究は小規模なものですが、重症の精神疾患を持つ方が、継続的な治療と経過観察が不可欠な身体疾患も合併していることが多く、その結果として早逝する傾向があるということを示したものです。この報告が示しているように、重症の精神疾患を持つ方は、身体疾患も合併することが多いばかりか、もともとの精神疾患による精神症状のために、その治療が難しいことがあり、注意を要します。

以下、精神疾患別に、かかりやすい身体疾患とその原因について記していきます。

うつ病

長期にわたるうつ病にあっては、意欲の低下による引きこもりがちの生活から来る運動不足のため、肥満に伴って糖尿病を発症される方が少なくありません。検査で糖尿病と判明しても、意欲低下や疲労感が目立つ場合には、通院して必要な治療を受けることが難しい場合があります。

また、仮に通院したとしても、糖尿病の治療に欠かせない食事制限や運動といった生活指導に十分に従えない場合が多く、結果として糖尿病が進行してしまうこともあります。

さらに、糖尿病自体が倦怠感や疲労感といった症状をもたらすばかりか、糖尿病であることを告知されることや、必要な糖尿病の生活指導そのものが心理的な負担となるため、うつ病による糖尿病の発症が、さらなるうつ症状の悪化をもたらす悪循環となることがあるのです。同様の理由で、高血圧が見られることも多く、その治療も困難なことがあります。

 

こうしてみると、うつ病は万病の元ですね。

 

抗うつ剤や向精神薬の副作用による体重増加もありますし、記事に書いてあるように意欲の低下が影響する事もあります。

>>うつ病で肥満になる記事はこちら!

私自身、何とかしなければと思いながらも、成人病まっしぐらな状態なんですよね。

 

うつ病は人によって、出てくる症状がかなり異なります。

 

私の場合は、精神的な落ち込みはほとんどないのですが、身体的疲労感が半端ないです。

>>うつ病の精神的・身体的症状の記事はこちら!

そのため、運動などもできず、一日中家に閉じこもりっきりの日々が続いています。

 

お金の面では、障害年金1級を受給しているので、生活が苦しくなることはないですが、それでもうつ病の症状に苦しむ日々は本当に苦痛そのものです。

>>うつ病で障害年金3級を受給する記事はこちら!

また、過去には自殺未遂もしたことがあるので、自殺率とうつ病の関係性もかなり納得が出来ます。

 

これだけ苦しいうつ病を抱えながら、多くの人は何とか生きようとしている事を考えると、「本当にみんな凄いな~」と感心します。

 

私も何とかうつ病の負の連鎖から抜け出すために、試行錯誤するので、みなさんもお体をご自愛しながら、一緒に少しずつ前に進みましょうね!

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