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記憶喪失や頭痛など・・・電気けいれん療法の主な副作用

 2017/02/26 電気けいれん療法
この記事は約 5 分で読めます。 152 Views

人には身体に直接悪影響を及ぼすものと、精神に問題を引き起こすものが存在します。
身体そのものであれば、悪い部分を切り取ったり、薬で改善を目指すなどのはっきりとした治療法が利用できますが、精神に問題がある場合には悪い部分を切り取るなどの方法では解決が難しくなります。
他人には理解が難しい疾患であり、本人に大変な苦痛を伴うようになるのが辛い部分です。

電気けいれん療法の概要

精神疾患の治療法として、精神科などの医療機関にて電気けいれん療法というものが利用されています。
電気けいれん療法はECTとも呼ばれており、比較的重度の精神障害を持つ患者に行われる方法です。
電気けいれん療法という名称からしてわかるでしょうが、この治療法では電気を使います。専用の機器から電流を発生させ、強制的にけいれんを引き起こすようにします。
電気を流す際にはこめかみ部分に貼り付けた電極を利用します。これによって外側からでも電流を脳へと届けることが可能です。
脳に電流を流すという普通では考えられないような治療法とあり、電気けいれん療法を受けたことによる副作用のリスクを心配するところです。
副作用は確かに存在するものの、そのリスクは低いですから、安心して電気けいれん療法を受けられるようになるでしょう。

電気を流すといっても、ごく微量で短時間です。
脳に重い障害が発生するような副作用のリスクは低いのが特徴です。
但し、電気けいれん療法を行う際には刺激を和らげるために麻酔を施します。
この麻酔が切れるまで30分から45分くらいの時間がかかりますので、目覚めるまでに少し時間がかかります。
目覚めたとしてもすぐに意識が元に戻るのではなく、麻酔の作用で目覚めても自分がいる場所が理解できず、戸惑ってしまったり、不快感が出ることも少なくありません。
しかし、この状態は短時間でおさまってきますので、しばらく安静にしていれば元の状態に戻ることが可能です。30分くらい時間が経過すれば落ち着いてくるでしょう。

電気けいれん療法の副作用

電気けいれん療法を受けることで副作用が出るとすれば、気分が悪くなったり記憶喪失があります。
気分が悪くなるのは、比較的軽度で短時間でおさまる症状になります。
頭や筋肉の軽い痛みや吐き気に嘔吐、めまいなどです。
他にも、錯乱したり恐怖を感じるなどの通常とは違う行動や感情があらわれることがあります。
電気けいれん療法を行う前後のごく短時間の記憶が一時的に失われるなどの症状も見られます。
やや重い症状になると、長時間副作用があらわれるようになります。

記憶喪失

一番多い症状が記憶喪失で、最近の出来事の記憶がなくなってしまうといった心配な症状が見られますが、時間の経過とともに少しずつ記憶が戻ってきますので、必要以上に恐れる心配はありません。
おおよそ数週間で記憶が戻るとされています。
ただ、記憶喪失の症状はどこまで電気けいれん療法が関係しているのか、明確になっていません。
精神疾患自体が関係していたり、また別の病が隠されている可能性も捨てきれない状態です。
また、記憶障害に関しては修正型電気けいれん療法パルス波治療器を使用した電気けいれん療法を選択する事でリスクを減らせることが分かっています。
2,3週間で戻るとはいえ、記憶をなくすと言う経験はうつ病患者にとって非常に怖いものです。
病院選びをする時には、副作用のリスクが少ない電気けいれん療法を実施している所を選ぶようにしましょう。

全身麻酔の影響

最も深刻な症状として、全身麻酔の影響を考えておきましょう。
身体が不自由になったり、最悪の場合には死亡する例もある存在です。
とはいえ、全身麻酔のリスクは非常に確率が低いため、これに関してもほぼ心配ないといえるでしょう。
全身麻酔で死亡する確率は5万回に1回の割合とされており、極めて稀です。
比較的安全とされている出産における死亡よりも低いレベルですから、まず発生しないものだと考えていればよいでしょう。

電気けいれん療法の対象

電気けいれん療法の対象となるのは、薬や心理療法では期待できるほどの改善が認められなかったり、全く効果がなかった患者に対して行われるのが一般的です。
実は投薬よりも害を及ぼすリスクが低いとされていますから、効き目が無いにも関わらず、引き続き大量の投薬を実践するよりも安全だと見て取れます。
抗精神薬の幻覚や妄想といった症状に苦しめられる人にとっては、とても助かる治療法でしょう。

重度の精神疾患を持つ患者とはいわれますが、誰もがよく知っている、うつ病患者にも行われる方法です。
うつ病とは対極な行動が見られる躁病や、うつ病と躁病の症状が両方あらわれる、双極性障害にも効果が認められています。
その他の精神疾患にも幅広く活用されています。

筋弛緩剤と麻酔について

治療を行う際には麻酔と筋弛緩剤を用います。
筋弛緩剤とは筋肉の緊張を緩めるもので、投与してから僅か2~3分で効き目が切れるほど弱いものですから安心してください。

電気けいれん療法を始める前の6時間は、食事をとったり飲み物を摂取することが許されません。
こうすることで、安全に麻酔を使うことができます。
血液や血糖値、腎臓などの臓器の検査などを行い、治療ができる状態か確かめるようにします。
基本的に6~12回繰り返す形で、治療が実施されます。

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ライター紹介 ライター一覧

辻田 哲

電気けいれん療法コミュニティ【Serapis】会長。自身もうつ病と6年間戦い、最終的に電気けいれん療法で人生を取り戻した。
Serapisでは副作用のリスクの少ない電気けいれん療法を実施している病院選びのポイント、障害年金2級の受給ポイント、再発をさせない働き方、あなたにも出来るアフィリエイトを紹介している。
現在は精神障害者として人事を担当する傍ら、副業のアフィリエイトで月に約50万円の収入を得ている。
コミュニティで紹介している【ゴール逆算型障害年金2級ポイント】は特に参加者からの人気が高い。