非定型うつ病(新型うつ病)の克服方法。少し無理をするのがポイント

ストレスうつ病

20~30代女性に増えている非定型うつ病(新型うつ病)は抗うつ剤などの薬物療法では、治りにくい病気と言われています。

一般的な大うつ病においては、抗うつ剤を服用するとほとんどのケースで少しずつ回復していきます。
しかし、非定型うつ病に関しては、薬物療法だけで幸福するのは難しいと言えます。

非定型うつ病を克服するためには、抗うつ剤を服用しながら、カウンセリングや認知行動療法を取り入れる事が克服への近道と言われています。

非定型うつ病での抗うつ剤の役割

非定型うつ病では、抗うつ剤は補助的な役割になります。
一般的な大うつ病では、抗うつ剤での治療がメインになりますが、非定型うつ病は大うつ病と比べると抗うつ剤が効きにくいと言う特徴があります。
それでも、睡眠をしっかり取り、精神を安定させて少しでも動けるようにするためには、薬物療法も必要です。
主治医が処方した薬をしっかり服用するようにしましょう。

非定型うつ病でのカウンセリングの役割

非定型うつ病では、カウンセリングは大きな役割を果たします。
精神的に嫌な事があると、症状が大きく出る非定型うつ病では、その根本となる原因を取り除くことが大切です。
若い女性が多い非定型うつ病では、特に話に共感してくれて、気付きを与えてくれるカウンセリングは役に立ちます。

非定型うつ病での認知行動療法の役割

認知行動療法は、再発を防止するために有効な治療法です。
自分だけでは気づけなかった、ストレスを溜めやすい思考の癖を修正することが出来ます。
病院によっては、グループワークをしているところもありますが、専門家とマンツーマンでやる認知行動療法の方が早期に新型うつ病を克服する事が可能です。

日常生活の改善が克服への近道

非定型うつ病を克服するために一番重要になってくることが、日常生活の改善です。
非定型うつ病では、通常のうつ病と比べて鉛様麻痺など体が非常に重く感じる事が多いと言われています。
そのため、外出する事をいつの間にか諦めてしまい、家の中に閉じこもる生活を送る人がたくさんいます。
しかし、ある程度外出する事を続けなければ、症状は更に深刻化していきます、
「うつ病では無理はしない方が良い」と言われていますが、新型うつ病に関しては多少無理をしないと克服する事は出来ません。

睡眠リズムも整える

生活の中でも特に重要なポイントが睡眠リズムになってきます。
ずっと横になっていると、昼も夜もない生活に陥りがちですが、それでは克服する事が出来ません。
朝は決まった時間に目を覚まして、カーテンを開けて太陽の光を浴びるようにしましょう。
そうする事で、体内のセロトニンの量が増えて生活リズムが出てきます。
夜も10時には就寝するようにしましょう。
寝る前にスマホやパソコンをしていると、脳が活性して寝つきが悪くなるので、寝る前の2時間前にはスマホやカフェインの入ったドリンクを飲むことは控えて下さい。

人とコミュニケーションを取る

人と適度にコミュニケーションを取る事も非定型うつ病を克服する上では大切な事です。
高圧的な態度を取る人と話すとストレスから一気に体調を崩してしまう可能性があるので、出来るだけ仲の良い知人・友人から始める事が大切です。
少しずつ慣らしていき、最終的には会社の同僚や上司ともしっかりとコミュニケーションを取れるようにする事が社会復帰をする上では必要です。

非定型うつ病を克服するには多少の無理をする

このように、非定型うつ病を克服するためには、多少無理をしなければいけません。
とは言っても、過度なストレスは禁物です。
あくまで少しずつ心身を社会生活に慣らしていく事が大切です。
非定型うつ病になって初めのころは、外出もままならず、人と話す事も恐怖を感じている事でしょう。
通常のうつ病では抗うつ剤が効果を発揮すれば、じっと我慢をしていれば良いのですが、非定型うつ病は違います。
精神的な部分が大きく左右する非定型うつ病を克服するには、カウンセリングや認知行動療法を積極的に取り入れる事が大切です。
辛い状況の中、多くの事をこなしていかなければいけないので、ある意味通常のうつ病と比べても苦しいと言えるかもしれません。
しかし、その分克服した後に待っている人生はより意義があるものになるはずです。
少しずつ前向きに進んでいきましょう!

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