HMTが続伸、大うつ病性障害バイオマーカーPEAの論文が学術誌に掲載。

論文 うつ病

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ <6090> [東証M]が続伸。24日、大うつ病性障害の血液バイオマーカーに関する臨床研究成果が日本精神神経学会の学術雑誌「Psychiatry and Clinical Neurosciences」に掲載されたと発表したことが買い材料視された。

論文ではメタボローム解析の手法を用いて大うつ病性障害患者と健常者の血液成分の比較を行い、血漿中のリン酸エタノールアミン(PEA)濃度がMDDの有望なバイオマーカー候補であることが示された。同社はPEAを簡易に測定するための「PEA 測定試薬キット」の開発に取り組んでいる。今回の論文掲載を通じ、PEAの認知度が向上し、体外診断用医薬品として薬機法上の承認を得るための臨床性能試験などが加速することが期待されるとしている。

PEA測定は今でもHMTバイオメディカルで可能

今回のニュースは、PEA(リン酸エタノールアミン)と言うバイオマーカーのうつ病検査キットを開発しているという事で、HMTの株価が値上げをしているというものです。

うつ病になると、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンと言った脳内ホルモンが減少する事が分かっていますが、脳内ホルモンはそれ以外にもあります。

PEAは脳内に存在しているリン酸アナンダミドから作られる化合物なのですが、それが分解して血中に流れ出たものを測定して、うつ病の状態を判別しようと言うものです。

以前からPEAは注目されていて、今でも記事にあるHMTバイオメディカルで測定をする事が出来ます。

血液測定自体は、採血した後に遠心分離を行い、血清を取り出す事で検査が出来ます。

そのため、一般の病院でもHMTバイオメディカルとのやり取りがあれば、今すぐにでもPEA測定は可能という事です。

これまでうつ病の判断材料として注目されていたものは、「光トポグラフィー」がありました。

しかし、光トポグラフィーでは、正確性が7割程度とあまり高くない事と、うつ病かそうでないかの判別はある程度出来ても、うつ病の深刻度合いはわかりませんでした。

一方、PEAは血清に含まれる物質を測定するので、数値として現れます。

そのため、軽度のうつ病なのか、重症度のうつ病なのかの判別もある程度可能と言われています。

また、正確度に関しても8割から9割とかなり高いので、信頼性が持てます。

>>PEAに関する記事はこちら!

うつ病の症状はPEAが全てではない

うつ病を客観的に判別する意義は非常に高いと思いますが、PEAが全てではないという事は覚えておいてください。

正確度に関しては、残りの1割から2割は、PEAに現れないわけですし、深刻度合いも個人差が大きいものです。

「PEA測定では、うつ病とは判別出来ない」と言う結果だとしても、それがイコールうつ病ではないとはならないのです。

あくまで参考数値であるという事は、抑えておかないと、本当にうつ病で苦しんでいるけれどもPEAで結果が出なかった人を「怠けもの」と偏見の目で見る事に繋がりかねません。

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