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うつ病から回復へのゴールデンルール!発症から回復までの道のり

現在の日本ではうつ病患者は増加し続けています。仕事や生活環境などでストレスがパンパンに膨れ上がってしまう人が増えているからです。
さらに子どものうつ病も増えています。
日本には現在100万人を超えるうつ病患者がいると言われています。
うつ病は薬を飲めば治ると言った単純なものではありません。
そのため、回復方法を間違ってしまうと、何年もうつ病に悩まされる事になるので、注意してください。

うつ病が発症する要因

うつ病の発症原因は多くの場合、ストレスが影響しています。
近親者の死や、過度な残業、人間関係の悪化などは勿論ですが、結婚や出産、昇進と言った喜ばしい出来事でもストレスは多くかかるのでうつ病を発症するケースがあります。

うつ病が発症した時に出る症状

うつ病

まず、発症したと感じたときにはだいぶ前から体やものの考え方、捉え方に変調をきたしている場合が多いです。
例えばテレビを見なくなったり、話しかけても返事をしなかったり、出かけることを嫌がるようになるなどです。
この他にもすぐに疲れる、めまいがする、首や肩がこる、頭が痛い、食欲がない、何をする気にもなれない、人と会いたくないなどの体への変調を訴える人もいます。
病院に行ったときにはすでに発症してから時間がたっていたということの方が多いくらいです。
日本ではうつ病になっても心療内科などを受診する人は4割程度と言われています。
このような時期は無気力になり、ゴロゴロしたり動きが鈍くなったりします。思考力や集中力が低下し、注意力も散漫になることもあります。
発症して間もなくは、ストレスの原因となった物事が頭から離れない事があります。
そう言った場合にはカウンセリングを受けて、悩みを打ち明けたり泣く事も大切です。

このような症状が一定期間続く場合には、専門の医療機関を受診してうつ病と診断されることになります。

うつ病は精神疾患の1つですが、回復するまでに時間がかかることが一般的です。

回復までの流れは、

  • 急性期
  • 回復期
  • 再発予防期

という3つに分けることができます。

急性期は薬物による治療がメイン

ここからを急進期とし、薬物による治療がスタートします。

薬物は1種類ではありませんので、少量から摂取し始め、その人に合っていると思われるものを少しずつ増量していき、継続して服用することになります。

急性期の前半では、気分のアップダウンが激しく、ダウンした時の状態が非常に長く続くこともあります。

しかし、個人差はありますが、だいたい1~3カ月ほどで症状が軽くなっていくことが一般的で、長ければ6か月以上かかる場合もあります。

うつ病の治療には長い時間が必要なので、良くなった後に再び悪くなったとしても、焦らずに気長に構えるつもりで薬物療法を継続することが大切です。

また、うつ病は休息を取ることを何よりも優先しなくてはなりません。社会生活を送っていると避けられないこともあるものですが、お医者さまの指示に従って、休養に専念することを心掛けましょう。

回復期は焦らずに過ごしましょう

急進期の次にやってくるのが回復期です。

回復の期間とはいえ、状態は良くなったかと思えば翌日には気分がまったく優れなかったりということがあるでしょう。

しかし、このような一進一退を繰り返しながら、少しずつ回復へと向かっていくものです。

例え、気分の良い日が長く続いたとしても、うつ病が治ったと勝手に判断することは避けましょう。

薬を飲むのを止めてしまったり、会社で元通り勤務することはまだ無理があるというものです。

そのようなことをすると、その後はこれまでにないほど状態が悪くなってしまうことがあるので、十分な注意が必要です。

場合によっては、せっかく順調に回復していたところを長引かせてしまうことにもなり兼ねません。

決して焦らず、とにかく気長に薬物治療を継続しましょう。気分の良い日には、近くの公園まで散歩に行ったりするのがおすすめです。

昼間にエネルギーを使うことで体が適度に疲れ、夜のスムーズな入眠へとつながりやすくなります。

眠れないというのもうつ病のよくある症状なので、徐々に活動量を増やしていくことで生活のリズムを整え、体調を元に戻していきましょう。

そして、社会復帰した後のことを少しずつ考えていくことです。

お医者さまと、復帰後はどのように過ごしていくか、うつ病の再発を防ぐことができるのか、といったことを相談するのがこの時期です。

もちろん、状態が悪くなることも想定しておき、あまり張り切って考えすぎないことも大切です。

あまり綿密な計画を立ててしまえば、その通りにならなかったことで、状態が悪化してしまうこともあります。

職場に復帰するには専用のプログラムが用意されている場合もあるので、状態の良い日に積極的に参加してみましょう。心と体を少しずつ慣らしていき、来るべき社会復帰の足掛かりとすることができます。

また、念願かなって復職を果たしても、最初は就業時間を短くしたり、負担のかからない仕事を回してもらったりすることが必要です。そのため、復職に向けてお医者さまと相談する際には、上司にも同席してもらうのがおすすめです。

再発予防期も薬物治療を継続

回復期を過ぎれば、再発予防期を迎えることになります。

しかし、再発しやすいのがうつ病なので、1~2年間は薬物治療を継続するのが一般的です。周囲の人には、自分でも気づかないように兆候が見られたら、伝えてもらえるようにお願いしておくと良いでしょう。

 

うつ病を回復させるポイント

うつ病回復に向けてのポイントは

  • 薬を正しく飲むこと
  • 睡眠をしっかり取る事
  • ストレスを溜めない事
  • 無理をしない事
  • 可能な範囲で太陽の光を浴びたり、散歩をする事

です。
真面目な人ほどなりやすいという傾向もあるので「仕事を休んで申し訳ない。」などと思い詰めてしまわずに、とにかく休養を取ることが大切です。

抗うつ剤が回復を早める

病院にかかっている場合は、しっかりと抗うつ剤などの薬を服用することが大切です。
抗うつ剤はそれ自体がうつ病を治すものではありませんが、回復を早める効果があります。
自己判断で薬を止めたり飲まなかったりすると薬の効果が出ないばかりでなく病気がさらに悪化することもあります。
治療を開始してしばらくは自分に合った抗うつ剤を見つけるのに時間がかかるので辛いですが、医師の指示通りに服薬をしましょう。

うつ病のメカニズム

うつ病のメカニズムは完全に解明されているわけではありませんが、脳の機能が低下している事は確かです。
セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンと言った脳内神経伝達物質が減少しているために、心身ともに変調をきたします。
抗うつ剤は対症療法ですが、脳内のセロトニンやノルアドレナリンを増やす効果あります。
抗うつ剤がしっかりと効果を現わしてくれると、うつ病の辛い症状は緩和されて精神的にも落ち着きを取り戻します。
心身ともにリラックスして、副交感神経が優位になる事で、自然治癒力が働き、低下した脳の機能が少しずつ回復傾向に向かいます。

睡眠がうつ病回復の決め手

うつ病になると多くの人が不眠症に悩まされます。
これは、セロトニンの減少と深く関係があるのですが、不眠症を放置しているとうつ病はなかなか回復してくれません。
脳の機能を修復・回復させてくれる一番の薬は質の高い睡眠です。
睡眠薬を飲むのを嫌がるうつ病患者も多いですが、慢性的に不眠の状態が続くよりは睡眠薬を飲んで強引にでも眠った方がうつ病は早く回復します。

ストレスは悪化させるだけ

うつ病を「心の病気」と信じている人は回復が遅れる傾向にあります。
その一番の原因はストレスに対する考え方が間違っているからです。
「うつ病は心の病気」「うつ病は風邪みたいなもの」「うつ病はメンタルが弱い人間がなる」
と考えていると、ストレスに強い人間になろうとしてしまい、知らず知らずの間に自分に過度なストレスを掛けがちです。
しかしストレスはうつ病を回復させないばかりか、悪化をさせる一番の要因なので注意が必要です。
「怠けているだけ」「ただの甘え」などと言われても、しっかりと休養を取ることが大切です。
特に、うつ病になりたての急性期の間はストレスを出来る限り取り除いて、ゆっくり過ごすようにしましょう。

周囲の人の協力が回復を早める

そばにいる人は注意深く見守り、患者が話すことに静かに耳を傾けてあげましょう。
思わず「頑張れ」「ちゃんとしなさい!」「みんな苦しいんだよ」と言った言葉を言いたくなりますが、これらはうつ病にとって禁句なので、ぐっと我慢しましょう。
いつまで経っても回復しないと、見ている方も辛くなりますが、うつ病はそんなに簡単に治る病気ではありません。
ゆっくりと腰を据えてサポートしてあげましょう。

回復期は自殺に注意

回復してくると少しずつ意欲も取り戻しますが、実はこの時期に命を絶つ人も多いのです。
それまでは生きていたくないと思っていても行動するだけの意欲がありません。
しかし少し意欲が出てくると将来を悲観して行動に移してしまうこともあるのです。
良くなったからと言って目を話すのではなく、見守りが必要な時期です。
さらに回復をすると社会復帰への準備として、好きなことをする時間を作ると良いでしょう。
その後は少しずつ働いてみるなどしながら焦らずに社会生活になじめるようにしていきましょう。

それでもうつ病が回復しない時は

抗うつ剤を1年服用しても全く回復しない人も結構います。
その場合は、別の治療法も考慮した方が良いでしょう。
薬物療法以外に厚生労働省が認可している治療法には、認知行動療法電気けいれん療法などがあります。
思考の癖が原因でうつ病が回復しない時は、認知行動療法が良いでしょうし、すぐに回復させたい場合は電気けいれん療法が有効です。
それ以外にもTMSや断眠療法などがあるので、ご自身のこれまでの治療に対する反応性で判断するのが良いでしょう。

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ライター紹介 ライター一覧

辻田 哲

電気けいれん療法コミュニティ【Serapis】会長。自身もうつ病と6年間戦い、最終的に電気けいれん療法で人生を取り戻した。
Serapisでは副作用のリスクの少ない電気けいれん療法を実施している病院選びのポイント、障害年金2級の受給ポイント、再発をさせない働き方、あなたにも出来るアフィリエイトを紹介している。
現在は精神障害者として人事を担当する傍ら、副業のアフィリエイトで月に約50万円の収入を得ている。
コミュニティで紹介している【ゴール逆算型障害年金2級ポイント】は特に参加者からの人気が高い。