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うつ病の接し方|大切な人を守るためにあなたが出来る事

 2017/04/05 うつ病
この記事は約 5 分で読めます。 49 Views

大切な家族や恋人、友人がうつ病になってしまった場合、その患者を支えて回復をサポートするのは周りにいる人々の役目です。
うつ病は外見だけでは気が付きにくい病気ですので、初期の段階では病気を発症する前と同じような接し方をしてしまうことが多くなります。

ところが何気なく発した言葉に対して患者が強く反応してしまうことがあり、場合によってはうつ病の症状が進行してしまうこともあります。
うつ病の進行を抑えて回復に導くためにも、患者に対して以前とは違った接し方をする必要が出てきます。

うつ病の人の意見を否定しないでください

うつ病患者にしてはいけない接し方のポイントは、患者の考え方や行動を否定することです。
たとえそれが常識的に正しい物事だとしても、それをわざわざ患者に伝える必要はありません。
例えば「死にたい」と言っている患者に、「死んではいけない」とか「生きていれば必ず良いことがある」「命を粗末にするのは愚かな行為」といった道徳的な言葉を返すのは禁物です。
そんなことはうつ病本人が一番分かっている事です。
それでも、死にたいほど苦しい症状があるという事を理解して下さい。

しかし、否定してはいけないからといって、患者の意見を肯定しすぎることも良くありません。
こちらから話しかける場合は、うつ病の症状についての会話は避けるようにして、患者の生活にはあまり関係のないポジティブな内容の会話にしましょう。
問題のある発言に対して返事をしないという接し方も、患者にストレスを与えることになるので避けるようにします。

患者の発言を真に受けて、それに振り回されてしまうような接し方も良くありません。
あなたが動揺しているのを患者が感じ取ってしまうと、自分のせいで周りに迷惑をかけているという重いが強くなってしまいます。
患者と接していると、時には我慢できなくなることもあるかもしれませんが、そこを堪えて接することが大事です。

イライラするのは性格ではなくうつ病の症状です

うつ病になると、気分が優れず落ち込むことが多くなり、時にはイライラして周囲に当たり散らすことも出てくるため、自分を責める気持ちが強くなります。
娯楽や趣味に興味が涌かなくなり、面白いと感じていた物事に対しても関心が涌かなくなるといった不快な状態が長く続きます。
初期の段階では患者がうつ病だと気が付いていないこともあり、些細な発言がきっかけで周囲との関係を遮断することもあります。

このようなうつ病の症状では患者自身も戸惑いがあるため、「そういう事を言うのは周りに甘えているから」「誰だって辛いことはある」というような、症状を全否定するような発言をしてしまうと、患者はどうして良いのか分からなくなり、ますます気力が低下していきます。

うつ病はもともと責任感が強くまじめな性格に発症しやすいため、甘えだとか我慢が足りないと言われると、無理をしてでも頑張る傾向があります。
その結果、本人の踏ん張りがきかなくなって、まるで伸びたゴムのようになってしまっている状態がうつ病なのです。
仮に甘えやわがままだと患者が考えていたとしても、既に本人の意思ではどうすることもできない状態になっています。
ですから、患者の発言や行動について励ましたり否定的な接し方をしたとしても、うつ病の回復にはつながりません。

自殺のリスクと常に隣り合わせにいます

うつ病になると自分の置かれている環境や生活に絶望してしまうため、死を身近に感じてしまいます。
普通の状態ならショックな出来事が起きた場合、時間がたてば元の状態に回復しますが、うつ病では回復しないまま気分の落ち込みが長く続いているため、毎日強いストレスにさらされています。
そして、その苦痛に耐えきれなくなって、「死にたい」とか「消えてしまいたい」と思うようになります。

このような発言は、患者が心から望んでいることではありません。これは他者に対するSOS信号のようなものなので、その感情を踏まえた接し方をしないと、患者の心を傷つけてしまい本当に自殺をする可能性があります。
そのため、生きる力を出させようとする接し方よりも、患者が大事な存在だということをアピールする接し方が安心です。

その際にも相手の気持ちに理解を示し、その感情に共感することが大切です。
患者の話をただ頷いて聞いているだけでも、うつ病の症状を軽くすることにつながります。
「生きていることが辛い」というようなネガティブな発言は、聞く側にとっては耳障りかもしれませんが、それを無理にやめさせようとすると、ガス抜きする場所がなくなってしまうので、うつ病がひどくなる可能性もあります。

うつ病には身体的症状もあります

うつ病には体の症状もあり、慢性的な倦怠感や体の痛みを訴えることがあります。
症状が周囲にも分かるような段階では、部屋の中でじっとしていることが多いので、死にたいという気持ちがあっても行動に移せない部分があります。
治療を行って回復に向かってくると、少しずつ活動できるようになってきますが、時々精神症状が出ることがあります。
このような回復期では、考えていることを行動に移してしまうことがあるので、接し方に気を付けなくてはいけません。
実際に回復期の自殺は症状が重い時期よりも多いため、症状が良くなってきたからといって、社会復帰をせかすような接し方は避けるようにしましょう。
うつ病は寛解する病気ですが、再発率が高いことも事実です。
ちょっとしたきっかけにより再発してしまうこともあるので、回復してからもあなたの配慮やサポートが必要です。

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ライター紹介 ライター一覧

辻田 哲

電気けいれん療法コミュニティ【Serapis】会長。自身もうつ病と6年間戦い、最終的に電気けいれん療法で人生を取り戻した。
Serapisでは副作用のリスクの少ない電気けいれん療法を実施している病院選びのポイント、障害年金2級の受給ポイント、再発をさせない働き方、あなたにも出来るアフィリエイトを紹介している。
現在は精神障害者として人事を担当する傍ら、副業のアフィリエイトで月に約50万円の収入を得ている。
コミュニティで紹介している【ゴール逆算型障害年金2級ポイント】は特に参加者からの人気が高い。