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うつ病で就職する前に知っておきべき6つの真実

 2017/05/29 うつ病 仕事
この記事は約 8 分で読めます。 422 Views

うつ病は現代病として多くの人が悩んでおり、中にはうつ病が原因で休職してしまったり、仕事を辞めた人も少なくありません。
あるいは、学生の間にうつ病になってしまった人もいるでしょう。
そんな人たちでも症状が落ち着けば社会復帰をするために就職をする事があるのですが、実際にうつ病から就職活動を行って、就職をすると言う場合にはいくつかの注意点など知っておかなければいけないポイントがあります。

うつ病者が就職活動を行うステップには、

  1. 医師の承認を得る
  2. クローズ就労かオープン就労かを決める
  3. 正社員雇用か契約社員、アルバイトなど雇用形態を決める
  4. 履歴書・職務経歴書を作成する
  5. ハローワークに行って求人を探す
  6. エージェントに登録する
  7. 書類選考⇒面接⇒内定

があります。

医師の承認を得る

まず一番重要だとされているポイントとしては、「医師にうつ病から回復したことを確認した上で転職活動を始める」というところです。
うつ病と言うのは完治するわけではなく再発と回復を繰り返すものであり、病気そのものが落ち着かない状況で転職活動をしても就職後に休職や辞職を繰り返してしまう可能性があります。
なのでまずは、医師から転職活動をしても大丈夫だと言う太鼓判を貰ってから活動を始めると言うところが重要になっています。
また、入社してからも医師との関係は大切です。
就職活動や入社当初は、想像以上にストレスがかかってきます。
体調が悪化したり、うつ病を再発させたりするリスクがあるので、少しでも体調の変化に気が付いた時に受診して相談するようにしましょう。

就職活動でうつ病はマイナスポイント

また「就職活動をする上でうつ病はリスクやハンデが高いという事を覚悟する」という気持ちも重要なポイントです。
もちろん、うつ病を隠して就職活動をするのであればハンディキャップにはなりませんが、就職は入社してからが大切です。
周囲の人に配慮を求めるのであれば、障害者雇用などうつ病をオープンにしたり、一般就労であっても面接できちんとうつ病について説明する必要があります。
社会のうつ病への理解は想像以上に低いと言うのが、私の個人的な感想です。
障害者雇用の場合、就職しやすいのは

  1. 身体障害者
  2. 発達障害者
  3. 精神障害者

の順番と言われています。
これには、うつ病に対する社会の偏見だけではなく、うつ病者がなかなか定着出来ないと言う実態があるからです。
うつ病者をしっかりと定着させるためには、理解する事が不可欠ですが、多くのサラリーマンはうつ病を「気の持ちよう」と勘違いしています。
適切な配慮を求める事が出来ないのですから、うつ病者は入社してすぐに退職すると言うイメージが強いのです。
「うつ病は就職するのに非常に不利な病気だ」という事を理解しておかないと、書類や面接で落とされたときに必要以上に落ち込むことになります。
精神衛生上も良くないので、その場合は「あなたが落とされた」のではなく、「うつ病の人が落とされた」と気持ちを切り替えるように努力しましょう。

クローズ就労かオープン就労を決める

医師のお墨付きが出たら、うつ病である事を開示するかどうかを決める必要があります。
うつ病を開示して就職活動を行う事を「オープン就労」、開示しないで就職活動を行う事を「クローズ就労」と言います。
オープン就労にする場合には、障害者手帳を取得しておくと、精神障害者としての雇用にも対応できるのでおすすめです。
一方、「面接などで無理にうつ病であった事を明かす必要はない」というところも知っておくべきポイントです。
一見すると黙っていると心象が悪くなるのではないかと不安を感じることも多いのですが、聞かれない限りは無理に明かす必要はないですしカミングアウトには不採用のリスクが伴うのでタイミングには注意が必要です。
一般的にオープン就労にすると、収入が激減します。
人にもよりますが、クローズ就労の方が、オープン就労に比べて2倍以上の差が出る可能性があります。
オープンでは、正社員になったとしても年収300万円あれば良いと言えますが、クローズであれば、スキルと経験に応じて年収はかなり多く見込めます。
体調が完全に元に戻っていて、再発の心配もないのであれば、敢えてうつ病をオープンにする必要はないでしょう。
逆に、少しでも不安があるのであれば、オープンにすることをおすすめします。
うつ病は本当に厄介で、体調が良くなったと安心してもストレスが少しかかっただけで、すぐに再発するリスクがあります。
年収1000万円貰ったとして、1ヶ月しか就労出来ないのであれば意味がありません。
例え200万円の年収であっても、無理をせずに何年も就労出来れば、そこから更にステップアップする事も可能です。
うつ病である事を自覚して、焦らない事が就職する上では大切になってきます。

正社員雇用か契約社員、アルバイトなど雇用形態を決める

雇用形態をどうするかは、うつ病の重症度によって変わってきます。
医師に「就労可」と言われても、無理をするのは良くありません。
本来であれば、アルバイトなどの短時間労働から少しずつ体を慣らすのが理想と言えます。
あるいは、オープン就労であれば、「フルタイムで働けるようになれば、正社員として雇用してもらう」と言う約束をしたうえで、短時間勤務からスタートする事も出来ます。
会社の都合と、うつ病の状態とを考慮しながら慎重に雇用形態を決めましょう。

履歴書・職務経歴書を作成する

オープン・クローズ就労、雇用形態が決まれば履歴書・職務経歴書を作成します。
過去に勤務した会社や業務内容をまとめていくのですが、わざわざうつ病の事を書く必要はありません。
ただし、オープン就労で「この配慮だけはして欲しい」と言うものがあれば、記載しておくと良いでしょう。

ハローワークに行って求人を探す

求人をする場合には、ハローワークが一番身近な存在になってきます。
ハローワークには障害者雇用専門の窓口がある事業所もあるので、一度相談してみるのが良いでしょう。

エージェントに登録する

就職活動を行う上で活用した方が良い事の一つに「転職エージェント」があります。
障害者雇用専門のエージェントもあれば、一般雇用専門のエージェントもあります。
特定の分野に特化したエージェントに登録する事で、あなたがこれまで身に着けた知識や経験を最大限生かす事が出来ます。

書類選考⇒面接⇒内定

作成した書類をとにかく興味がある会社にドンドン送付する事が大切です。
「あまり興味がなかった会社だったけれど、実際に話しを聞くと気に入った」と言う話しは良くあります。
少しでも可能性があるのであれば、積極的に応募をしましょう。
うつ病者にとって、胃が痛いくなる事として「面接」があります。
健常者には理解しにくい事ですが、人と話す事が異常なくらい嫌いになったり、怖くなったりします。
面接は普通の人でも、緊張で前の晩から眠れなくなるのですから、うつ病者にとってどれほどストレスになるかは計り知れません。
面接は一回勝負なので、一通り履歴書や職務経歴書の内容を頭に叩き込んだら、家族の前で面接の練習をする事をおすすめします。
恥ずかしい、面倒、などと言わずに、あなたの一生がかかっている大切な事なので、悔いの残らないように努力しましょう。

退職する前に転職活動を

ほかにもまだ休職と言う形で職場に残っているのであれば、無理に復帰するのではなく「求職しながら転職活動を行う」ことで、うつ病に理解のある職場を探したりうつ病でも仕事がしやすい環境を求める事はできます。
但し、原則として言われている事に、「うつ病の症状が悪い時に退職など大きな決断は避ける」があります。
うつ病になっている最中は気づかないのですが、脳内神経伝達物質である「セロトニン」が減少している事によって、必要以上に悲観的な見方しか出来ないのがうつ病です。
そのため、「絶対に復職なんか出来ない!」「同じ部署に戻ったら絶対に壊れてしまう」と思っていても、うつ病が改善してくると、考えが変わる事は良くあります。
休職期間は延ばせるだけ延ばして、体調を少しでも回復させたうえで、転職活動をするようにしましょう。

とにかく無理をしない

そして就職に成功した時に知っておくべきポイントとして言われているのが、「仕事をコントロールして無理はしない」というところです。
無理をして再発してしまっては元も子もないので、再発しないようにコントロールすると言う事を意識する事が重要になっています。
うつ病は再発させればさせる程、治りにくくなる病気です。
私の場合は、一度症状が悪化すると1年以上元の状態に戻る事はないくらいまで、悪化させてしまいました。
そんな失敗をしないためにも、ストレスを出来るだけかけないように、普段から意識をして仕事に取り組むことが大切です。

記憶力や思考力が低下しているかも

また、実際に就職活動に成功したうつ病者が良く言う事として「失敗ばかりして、いつも怒られる」があります。
これは、本来あなたが持っている技術や才能が劣っているからではなく、うつ病になると記憶力や思考力、判断力が大幅に減退する事によります。
本来のあなたではないにしても、そう言った状況に自分がなってしまうと言う事が想定出来るので、対策を立てておく必要があります。
例えば、

  • 小まめにメモを取る
  • スケジュール管理をしっかりしておく
  • 書類の整理整頓をしておき、必要な時にいつでも取り出せるようにしておく

などです。
面倒に感じるかもしれませんが、職場は仕事をするところです。
あなたがうつ病であろうとなかろうと、与えられた業務はしっかりとやらなければいけません。
対策をしっかり立てて、仕事に慣れてくると、自然に周囲の人はあなたを信頼するようになります。
そこまで行くには簡単ではないですが、一つ一つクリアしていけば、必ず良い就職が出来ますよ!

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ライター紹介 ライター一覧

辻田 哲

電気けいれん療法コミュニティ【Serapis】会長。自身もうつ病と6年間戦い、最終的に電気けいれん療法で人生を取り戻した。
Serapisでは副作用のリスクの少ない電気けいれん療法を実施している病院選びのポイント、障害年金2級の受給ポイント、再発をさせない働き方、あなたにも出来るアフィリエイトを紹介している。
現在は精神障害者として人事を担当する傍ら、副業のアフィリエイトで月に約50万円の収入を得ている。
コミュニティで紹介している【ゴール逆算型障害年金2級ポイント】は特に参加者からの人気が高い。