うつ病と便秘の意外な関係。腸内環境を整えるとうつ病は改善する?

便秘うつ病

うつ病患者の多くは便秘に悩まされています。
その理由として、

  • 食生活の乱れ
  • 運動不足
  • ストレス
  • 薬の副作用

があります。

食生活の乱れによる便秘

自分で栄養バランスが整っている食事を作るのが難しいうつ病患者は、必然的にジャンクフード、コンビニ弁当や冷凍食品など栄養が偏りがちになります。
特に便秘を引き起こす要因となっているのが、食物繊維の不足です。
食物繊維には、

  • 便のかさ増しをする
  • 大腸の蠕動運動の促進
  • 腸内の有害物質を吸着して排便する
  • 腸内の善玉菌を増やす
  • 腸内の悪玉菌を減らす

と言った効果があります。
一日に必要とされる食物繊維の摂取量は、成人男性で19g以上、女性で17g以上となっていますが、平均摂取量は13.7gと大きく下回っているのが現状です。
しんどいからと言って、偏った食生活を続けていると便秘はなかなか改善してくれません。

運動不足による便秘

うつ病になると運動をする元気がなくなります。
四六時中、寝てばかりいる生活に陥りやすいので、筋肉は落ちて、慢性的な運動不足になります。
日本人に一番多い便秘の種類として、弛緩性便秘があります。
腹筋が弱い女性や運動不足の人に多く見られる便秘で、

  • 固くコロコロした便
  • 便が詰まってお腹が張る
  • ニキビなどの吹き出物が出る

と言った特徴があります。
通常、排便をするためには、腸の蠕動運動が必要ですが、大腸の筋肉が弱ると便を押し出す力が弱くなり起こる便秘です。

ストレスによる便秘

自律神経には交感神経と副交感神経があります。
排便する時には、副交感神経が優位に働いていないといけないのですが、ストレスは交感神経を優位にします。
うつ病によりストレスが過剰にかかっている事で、副交感神経が正常に機能しなくなり、腸の蠕動運動が阻害されて、慢性的な便秘になります。
また、この状態が悪化すると大腸が痙攣する事もあるので、注意が必要です。

薬の副作用による便秘

薬の副作用で便秘になる事もあります。
うつ病で処方される抗うつ剤や向精神薬には副作用として便秘を引き起こすものがあります。
薬物性便秘と呼ばれているもので、この場合自分の判断で浣腸や下剤を飲むなどは厳禁です。
必ず主治医に相談して対処するようにして下さい。

腸は第二の脳


うつ病になると脳内神経伝達物質であるセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンが減少します。
人間の体内にはセロトニンが約10mg存在していますが、そのうち約9割が腸にあります。
脳に存在しているのは、僅か2%に過ぎません。
セロトニンの生成は、

トリプトファン→5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)→セロトニン
と言う具合に生成されます。
脳には血液脳関門と言う障壁があるので、腸で作られたセロトニンが脳に直接作用する事はありませんが、
食事で接種したトリプトファンが5-ヒドロキシトリプトファンとなったものが脳に行き、脳内でセロトニンとなります。

うつ病改善にはトリプトファンを含む食事を心がけ、腸内環境を整えて、脳内セロトニンを増加させることが大切になってきます。

トリプトファンを多く含む食材

成人(体重60kg)で一日に必要なトリプトファンの摂取量は120 mg程度ですが、うつ病予防に効果が期待出来るのは1,000~3,000 mgと言われています。

トリプトファンを多く含む食材には、

  • 牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品
  • 豆腐・納豆・しょうゆ・味噌などの大豆製品
  • カツオ・マグロなどの魚類
  • アーモンド・ピーナッツなどのナッツ類

その他、キムチ、バナナ、卵、高野豆腐、しらす干し、ゴマなどにも豊富に含まれています。

便秘が悪化するとうつ病に

うつ病になると、便秘になりやすい事は前述しましたが、逆に便秘が酷いとうつ病になりやすいとも言われています。
脳内神経伝達であるセロトニンやドーパミンは、必須アミノ酸トリプトファンやレシチン・チロシンと言った栄養素を消化・吸収する事で脳内に存在するようになります。
これが、便秘になりと必要な栄養素が生成されなくなるので、うつ病の症状が出やすくなると言うものです。
特にトリプトファンの吸収が少なくなると、うつ病の大敵である睡眠障害にかかりやすくなります。
【健全な精神は健全な肉体に宿る】と言われる通り、うつ病改善には正しい食生活、適度な運動、ストレスの少ない生活が大切です。

また、薬の副作用などで便秘になり、生活を改善しただけでは便秘が治らない場合は、主治医に便秘薬を処方してもらいましょう。

うつ病の頑固な便秘を改善する方法

うつ病の頑固な便秘が続くと、体重増加や成人病のリスクが高まります。

何よりも、ただでさえ外出するのがしんどいうつ病の人が、見た目までぽっちゃりしてくると更に外出を避けるようになるので、悪循環に陥ってしまいます。

本来であれば、適度な運動をして、食物繊維が豊富な食生活に切り替え、ストレスをかけない生活を送るのが一番良いのですが、ある程度重症化するとそんなことは到底出来るものではありませんよね?

実際私も便秘が原因でこの2年間で体重がなんと、15キロも増加してしまいました!

「このままではいけない!」と思い、始めたのが糖質制限ダイエット!

糖質を制限するだけで、基本的にはカロリーはあまり考えなくてよいので、お菓子やパン、じゃがいも、ご飯などの糖質が多いものをシャットアウトしてみました。

それと同時に便秘を改善するために始めたのが、漢方薬!

うつ病の薬を山ほど服薬している私ですが、何とか便秘を改善して痩せたいと思い、主治医に相談したところ教えてもらったのが【防風通聖散】というもの。

残念ながら病院では処方してもらえませんでしたが、探すとインターネット通販で購入する事が出来ました。

【防風通聖散】とは?

【防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)】とは、れっきとした医薬品で

  • むくみ
  • 便秘
  • 蓄膿症
  • 吹き出物
  • 肥満症

に効果があります。

色々なメーカーから販売されているようですが、中に含まれている漢方はどれもそれほど変わりません。

18種類の生薬が脂肪を分解・排出してくれます。

飲むタイミングは、朝ごはんと晩御飯の前に一袋ずつ服用。

正直、「漢方薬だから、そんなに大した効果はないだろうな~」と高を括っていたのですが、飲んでみるとびっくり!

服用して30分ほどすると体が中から熱くなってきたと思ったら、お腹が( ^ω^)・・・

トイレに駆け込むと、ドバっと出てくれました!

しかも一回ではなく、二回も!

処方箋には朝夕の二回服用するように書いてありますが、私の場合は一回で十分出ました。

逆に二回も飲むと、下痢気味になってしまってトイレに行く回数が半端なく多くなりました。

それまで余程体内に老廃物が蓄積していたのか、私の場合は1週間で2キロも痩せてくれました。

まあ、増えた体重がかなりの重さなので、たかが2キロと言えばそれまでですが、身体が軽くなって、顔のむくみも取れてきたので、見た感じもスッキリしてきて、「ちょっと外出してみようかな!」という気になったのは、大きな変化です。

まだまだ始めたばかりなので、随時体重を公表していこうかと思いますが、かなりおすすめの漢方薬ですよ!

ちなみに2018年5月29日現在の体重は、96キロ・・・(5月22日の段階では98キロでした)

まだまだ完全なデブですが、この調子なら無理なく痩せる事が出来そうです。

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